アンムート美容室

制作にあたって

制作発表会でまさかのスカウト

きっかけは2015年10月に専門学校の制作発表会でBennie-Aについて発表した後でした。

たまたま私の発表を聴いたWEB制作会社の方から「WEBデザインの委託契約のトライアルを受けてみない?」と声をかけてくれたんですね。フリーランスで仕事したいと思いつつ、コネも実績も無い当時の私はこの上もないチャンス。話をいただいた翌日には「受ける」と返事していました。

トライアルの内容は仮想の美容室のサイトのブランディング&デザイン。ただし制作に条件があって、

  • 美容室は横浜ランドマークタワーにあって、強みは「確かな技術でトータルビューティを追求する自然派ヘアサロン」。
  • テキスト素材は用意したものを使用する
  • 使っていい写真は無料素材か自作素材のみ
  • デザインイメージは高級感があってスタイリッシュ。アットホームはNG
  • 基本色はブラウンもしくはベージュをメインにする(アクセントカラーは何色でもOK)

以上を踏まえた上でカンプの画像ファイルを提出ほしいとのこと。さて、どうしたものかねぇ。

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Approach

横浜ランドマークタワーの美容院に行くのはいったい誰?

いただいた制作指示書を読んだ時にまずこの疑問が出てきました。というのも横浜に行ったことが無いんです。という訳でまずは横浜ランドマークタワーについて調べることから始まりました。
分かったのはオフィスやショッピングなどの複合施設ということくらいで、これだけだと手がかりになりません。そこで周辺に何があるか調べるためにgoogle mapで検索。すると意外なことに結婚式会場が多いではありませんか。更に調べると周辺の飲食店の大半は結婚式の二次会に対応しているということ。
これらの結果と『高級感のあるデザイン』という指示から今回ターゲット層は「ブライダルヘアエステを探す花嫁さん」「結婚式もしくは二次会に列席するためセットアップをしてくれる美容室を探す女性」に導き出しました。 (花嫁さんのセットアップは結婚式プランに含まれる場合が多いため除外。)

高級感×スタイリッシュ×自然派=?

具体的なターゲット層が決まったら次はブランディングです。もう一度制作指示書とテキスト素材を読み直します。ここで目についたキーワードは『自然素材を使った薬剤』『個室』『自然派ヘアーサロン』 。これらのキーワードから連想された言葉は『癒し』でした。しかし私の中ではどうしても『癒し』とデザインイメージの『スタイリッシュ』が結びつきません。仕方なく『癒し』路線は捨てて、もう一つ思いついたキーワード『健康』と結び付けて 『レベルの高い技術でお客様を健康的でスタイリッシュに変身するヘアサロン』に設定しました。

ロゴ

Oh, Mistake…

作成したカンプに熱血ダメ出し指導!!

デザインをする時に下のポイントに気をつけていたんですね。

  • 高級感を出すために余白は多めにとる。
  • ロゴや見出しは明朝体を使用する。
  • 自然派を演出するために写真やバナーに花や木の実を多用する。

ところがラフデザインをしてカンプを作りこむとどんどん男性的で地味になっていくじゃありませんか。

これはまずい。そう思ってもう一度化粧品や美容院のサイトを参考にしながら改善を探します。でも何がダメなのか全然分からない。こうしている間にも時間は無常に過ぎていきます。このままでは〆切を破ってしまう。危機感で頭がいっぱいだった私はここで最終手段を使います。それは現役DTPデザイナーの妹による指導。仕事で忙しいだろうなぁと遠慮していましたが、もうそんなこと言っている場合じゃありません。急きょ妹に連絡して休日に指導してもらうことにしました。

当日妹にカンプを見せると出てくる出てくるダメ出しの嵐。ちょっと例を挙げると、

  • アイキャッチとヘッダーがかぶっているからヘッダーが分かりづらい。
  • 見出しのフォント太すぎ。もっと細目を使って。(ここで1時間のフォント選び講座が始まる)
  • ブラウンをメインカラーにするとシニア向けになりがち。こういう時は明るい写真を使おう。
  • 高級感を出すために余白を多めに取るのはOK。でも空けすぎるとバカっぽくなる。
  • 全体的に質素。スタイリッシュなイメージとは言ってももうちょっと飾りがあってもいいんじゃない。

etc…とまぁこんな感じで6時間ぶっ通しで指導を受けてようやく現在のデザインになりました。それにしても昔から妹が凝り性なのは知っていたけどこんなに熱血指導されるとは思いませんでした。

初回カンプ

Result

作成したカンプを提出した2日後に無事合格通知をいただきました!